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Microsoft の製品/技術が大好きな Microsoft MVP な管理人の技術ブログです。

gRPC / MagicOnion 入門 (8) - 独自型を送受信する

ここまで gRPC / MagicOnion を基本的な通信方法について見てきました。しかし、送受信に利用した型はすべて Primitive 型ばかりでした。独自に定義した型で通信したいと思うのは当然!ということで、今回は独自型でサーバー / クライアント間のやり取りをす…

gRPC / MagicOnion 入門 (7) - Duplex Streaming 通信

前回、前々回と Server Streaming 通信と Client Streaming 通信について解説してきました。今回はこれらを合わせた通信方法である Duplex Streaming 通信について見ていきます。 Step.1 - サービス定義 いつも通り、まずサーバー側で提供するサービスのイン…

gRPC / MagicOnion 入門 (6) - Client Streaming 通信

前回は Server Streaming 通信について見ていきました。今回は Client 側から連続的にデータ送信を行う Client Streaming について解説していきます。 Step.1 - サービス定義 今回もまずサーバー側で提供するサービスのインターフェースを定義します。例えば…

gRPC / MagicOnion 入門 (5) - Server Streaming 通信

前回は最も簡単な Unary 通信について解説しました。今回はサーバーからのプッシュ配信を行うための Server Streaming 通信について見ていきます。 Step.1 - サービス定義 まずサーバー側で提供するサービスのインターフェースを定義します。例えば以下のよ…

gRPC / MagicOnion 入門 (4) - Unary 通信

ここから実際に gRPC で API を作成し、クライアント/サーバー間で通信していきます。まず「gRPC / MagicOnion 入門 (2) - 4 種類の通信方式」で紹介した最も簡単な Unary 通信から見て行きます。 Step.1 - サービス定義 最初のステップでは、サーバー側にど…

gRPC / MagicOnion 入門 (3) - プロジェクト構造と実装の前準備

今回は MagicOnion を使った API 開発を行うまでの前準備にフォーカスを当てます。主に Console / WinForms / WPF アプリなど向けです。MagicOnion は Unity にも対応していますが、これはだいぶ大変でややこしいので別途解説することにします。 基本的なプ…

gRPC / MagicOnion 入門 (2) - 4 種類の通信方式

gRPC は HTTP/2 の仕様に則った形で 4 種類の通信方式を提供しています。以下のドキュメントにも解説がありますが、簡単に図解します。 Unary RPCs 最もシンプルな 1 リクエスト / 1 レスポンス型の通信方法です。通常の関数コールのように扱えるため、非常…

gRPC / MagicOnion 入門 (1) - 概要

gRPC は Google が開発している HTTP/2 ベースの RPC 通信フレームワークで、以下のような特徴を備えています。 Protocol Buffers を利用したサービス定義 多数のプラットフォーム/言語をサポート HTTP/2 ベースの高パフォーマンスなストリーミング通信 統合…

gRPC / MagicOnion 入門

HTTP/2 をベースとした通信フレームワーク gRPC と、その高レベルラッパーである MagicOnion についての連載インデックス インデックス 概要 4 種類の通信方式 プロジェクト構造と実装の前準備 Unary 通信 Server Streaming 通信 Client Streaming 通信 Dupl…

値の破棄

C#

1 年ほど前 C# 7.0 の新規のについていろいろ書いていたのですが、値の破棄 (discards) という機能について書いてなかったことに気が付きました!ということで、イマサラですが紹介します。 これまでの「値を使わない」ときの書き方 コンパイルを通すために…

Visual Studio 2017 (15.1) インストール後に Unity で Windows Store App 向けビルドが通らないときの対処

4/11 から一般提供が開始された Windows 10 Creators Update。このリリースに合わせて Visual Studio 2017 も更新され、内部バージョンが 15.0 から 15.1 になりました。Visual Studio 上ではこんな感じで通知が来ます。 これをクリックして更新するだけで、…

Vuforia 6.2.x が Unity 5.5.x の Windows Store App 環境下でビルドエラーになるのを回避する方法

Tokyo HoloLens Meetup vol.2 の LT で Vuforia という AR ライブラリについて話していたので、「面白そう!」と思ってチャレンジしてみています。AR マーカー的なものはまだ作ったことがなかった上に HoloLens に対応していると聞いて俄然ヤル気に! と思っ…

Sharing Deep Dive - HoloLens で最もクールな機能の勘所を掴む

2017/03/25 (土) に日本マイクロソフト品川本社にて開催された Tokyo HoloLens Meetup vol.2 に参加/登壇してきました。会場に行くと日本の HoloLens ブームの凄まじさに驚くばかりです。そんな圧倒的ギーク達を前に、僭越ながら HoloLens で最もクールな花…

Unity における Windows Store App のアプリケーションライフサイクル

Unity で VR などの PC / Standalone 向けのアプリケーションを作っている場合、アプリの終了処理をしたかったら MonoBehaviour.OnApplicationQuit を使います。ですが、HoloLens などの Windows Store App (Universal Windows Platform) 向けのアプリケーシ…

BuriKaigi 2017 in Toyama でライブコーディングしてきた

数えれば今回で早 5 回目。毎年恒例、北陸の恒例イベント (?) と言っても過言ではない C# 大好き MVP による、C# ドキドキ・ライブコーディング対決 !! をやってきました。これまでは @Fujiwo / @AILight / @xin9le の 3 人でしたが、今回は @RyotaMurohosh…

1 次元配列から 2 次元辞書を作ろう

以前 2 次元配列の要素をインデックス付きで 1 次元配列に落とす、というのを紹介しました。 となると、その逆もやってみたくなりませんか…?*1 拡張メソッドを作る 通常の ToDictionary メソッドはひとつのプロパティをキーにして辞書を作りますが、このキ…

2016 年を振り返って

ウチの CTO が毎年やっていて、「今年は僕も振り返ってみようかな」という気持ちになったので書いてみます。振り返りは大事だな、と言うことで! 単身赴任 2015 年 9 月に株式会社グラニに転職し、単身赴任生活が始まって早 1 年 3 ヵ月が過ぎました。転職し…

ニンテンドーアカウントが Outlook.com で受信できないときの対処

やってますか?スーパーマリオ ラン!僕も少し嗜む程度にはやっています。 そんなスーパーマリオランはニンテンドーアカウントとの連携ができ、連携するといろいろ良いことがあります。 セーブデータが消えても大丈夫! アイコンを Mii に設定できる 連携し…

React ベースでもお構いなし!API を使わずに Instagram の投稿サマリーをスクレイピングで取得する

諸事情あって Instagram の投稿の情報を取得することになりました。とりあえず API 使うなんて超メンドクサイので、個人ページに表示されている投稿の情報をスクレイピングで取り出そうと考えます。簡単に言うと、以下のサムネイル部分の情報ですね。 Instag…

HTC Vive でコナミコマンド実装してみた

先日 Japan VR Summit 2 に向けて制作し、ブース展示した Grani VR Office Tour。その開発の一環でデバッグコマンドを入れていました。要件はこんな感じ。 特殊なコマンド入力したらとある処理が発動 普段の操作ではまず入力できない難易度 覚えやすい 「そ…

ConcurrentDictionary.GetOrAdd のファクトリーメソッドは排他制御されていない

というタイトルの通りなのですが、案外忘れがちです。例えば以下のような期待をしてはいけません。 //--- こんな排他制御機能付きの辞書があるとする var dic= new ConcurrentDictionary<string, int>(); //--- 値がなければ追加したいけれど... var value = dic.GetOrAdd</string,>…

Grani VR Office Tour - 最先端を追求するグラニの新たな取り組み

今回は少し趣向を変えて (?)、僕が所属する Grani, Inc. の新たな取り組みについて紹介します!先日の CLR/H in Tokyo 第 11 回でも「one more thing...」として軽く触れたのですが、来月 11/16 (水) に開催される Japan VR Summit 2 でグラニも VR コンテ…

1Password for Windows Store をインストールする方法

数年愛用しているパスワード管理ツールの 1Password。iOS や Mac 向けのアプリは非常に素晴らしく、なくてはならないアプリのひとつです。パスワードデータの同期機能があるので、Windows 環境でも (なんなら Windows 10 Mobile でも) 使いたいものです。 そ…

Unity Shortcut Cheat Sheet

Unity にはなんだかんだで便利系のマウス/キーボードショートカットがいくつも隠れています。よく忘れてしまうので備忘録としてメモ。 他にも面白いものが見つかったら追記するかもです。 移動 / 回転 ショートカット 説明 Shift + F ゲーム実行時、Scene ビ…

C# 7 をライブコーディングで解説してきました vol.3

10/22 (土)、日本マイクロソフト品川本社でCLR/H in Tokyo 第 11 回が開催され、そこに参加/登壇してきました。ハッシュタグは #clrhtky11。 ハロウィンデーということで謎のハロウィン仮装という辱めを受けながら頑張りました!...「無難じゃね?」という声…

C# 7 のサンプルコードを GitHub に公開しました

C#

これまで C# 7 の新機能を検証するときは何度もサンプルコードを作って / 消してを繰り返していたのですが...、ぎたぱそ先生 (@guitarrapc_tech) に「作ってくれたら僕が喜ぶ!」と言われたのもあって、約束を守るために一念発起してまとました! @guitarrap…

ラムダ形式メンバーの拡張

C#

2016/09/24 (土) の朝、Expression-Bodied Everything (= どこでもラムダっぽく) に関する Pull-Request が Roslyn の master ブランチにマージされました! C# 6 ではプロパティとメソッドの 2 箇所についてラムダ形式のメンバーを記述することができました…

throw 式

C#

2016/09/21 (水) の朝方、throw 式に関する Pull-Request が master にマージされました!これにより、これまでステートメント (文) としてのみ提供されていた throw を式として記述できるようになります。 throw 式が使えるところ パッと確認した範囲では、…

Roslyn の開発進捗が更新されました - 2016/09/21

2016/09/21 (水) の朝方、とある Pull-Request のマージにより Roslyn の開発状況/進捗 (Language Feature Status) が更新されました。でも実際に変更を加えたのは 2016/08/30 (火) っぽいので、約 1 か月前から決まっていた内容です。 Language Feature Sta…

Spy++ が見つからないときの対処方法

Windows のデスクトップアプリ (今だとクラシックデスクトップアプリって言うんでしたっけ?) 開発者にとっては必需品と言っても過言ではないレベルの神ツールである Spy++。ウィンドウハンドルやウィンドウメッセージを拾う楽しさを知ってしまうと、別プロ…

Roslyn の開発進捗が更新されました - 2016/08/04

2016/08/04 (木) の朝方、Gafter 先生の Pull-Request が master にマージされ、それにより Roslyn の開発状況/進捗 (Language Feature Status) が更新されました。 以下はその引用です。 C# 7 / Visual Basic 15 に搭載予定 Feature Branch State Address o…

任意の型を戻り値に持つ非同期メソッド

C#

これまでの非同期メソッドは void / Task / Task<T> のいずれかを戻り値にしなければならないという制約がありました。 非同期メソッドが C# 5 で導入されてから早 4 年。もはやこれを「制約」と感じることはほとんどないくらい馴染んでしまっていますが、C# 7 </t>…

サクッと簡単!Excel → PDF 変換

会社で今日こんなお願いをされました。 このフォルダ以下にある全部の Excel ファイルを PDF にしてほしい!ファイル数メッチャあるからチマチマやってられーん!Help !! ということでサクッとツールを作ってあげたわけですが、案外便利なのではないかと思っ…

C# 7 をライブコーディングで解説してきました vol.2

7/16 (土)、福井大学でソフトウェア技術者サミット in 福井 2016が開催され、そこに参加/登壇してきました。ハッシュタグは #sesfukui (Software Engineer Summit in Fukui)。 開催の運びとなったのは VSUG DAY - THE FINAL - の懇親会で僕の師匠である小島…

型分解 - タプルから変数への展開

C#

7/12 (火) の早朝、長らく検討/開発されてきた待望の Deconstructions (= 型分解) が Roslyn の master ブランチにマージされました!(型分解というのは僕のテキトーな訳で、正式名称は未定) タプル構文が複数の値をひとつにまとめる機能だったのに対し、Dec…

タスクバーのアイコン表示が壊れたときの対処方法

Windows 10 を使っていると、タスクバーに表示される Microsoft Edge などの UWP 関連アプリのアイコンの表示がおかしくなるときがあります。以下の画像で言うところの、Edge とか Store のアイコンみたいな感じです。今回はこれにハマったのでメモ。 原因と…

変数宣言式

C#

約一か月前に C# 7 の新機能についてライブコーディングをしたと思ったら、もうその情報だけでは足りていなくて焦っている今日この頃。 あれから Roslyn のリポジトリ には大きな変化がありました。 future ブランチが master ブランチにマージされた! いく…

LINQ 大好き C#er がアイドルグループ LinQ のセットリスト考えてみた

C#er といえば LINQ が大好き!もちろん LinQ も大好き!? 昔は Twitter で LINQ と呟けば LinQ のメンバーさんにフォローされたり Fav されたりしたものでした。その頃から「せっかく LinQ なんて超素敵な名前だったら LINQ を題材にしたアルバムでも作れ…

C# 7 をライブコーディングで解説してきました

ここまで数回に渡って C# 7 の新機能について解説してきました。記事は以下にまとめてありますので是非ご覧ください。 と、そんなこんなまとめていたのを「C# ユーザー会 //build/ 2016 振り返り勉強会」で解説してきました。当日の朝にクローンしてきたばっ…

型スイッチ

C#

F# などの関数型言語をやっている方にはおなじみのパターンマッチング。「10 年おせーよ!」と言われそうですが、C# 7 にもそんな待ちに待った (?) 機能が搭載されそうです。主に既存の is キーワードと switch キーワードを拡張した、型に対するマッチング…

タプル構文 - 多値戻り値のサポート

C#

C# 7 では言語機能としてタプル (複数の値をまとめる) 構文 がサポートされそうです。これまでも複数の値を簡易的にパッケージングする機能として System.Tuple<T1, T2, ...> が提供されていましたが、より可読性が高く、パフォーマンスが良くなる形になる見込みです。例</t1,>…

最新の C# コンパイラ を利用してビルド/デバッグしてみた

そんな方法はひとつしかない、リポジトリをクローンしてビルドすることだ ということでやってみましょう!ちなみにこの記事は 5/9 現在の情報を基に書いています。近い将来に変更になる可能性は多分にありますので、その点ご了承ください m( )m Step.1 - Ros…

ローカル関数の使いどころ - LINQ 拡張 -

C# 7 で搭載予定のローカル関数。その詳細は以下を参照いただくとして、どういうケースで使えそうかと考えていたら「あ、そうか LINQ だ!」と思ったので紹介します。 yield (遅延評価) の罠 と書くだけで察しの良い方はお気付きかと思いますが、yield を含…

ref 戻り値 / ref ローカル変数

C#

今回は ref 戻り値 (Ref Returns) と ref ローカル変数 (Ref Locals) について見ていきます。それぞれの機能は端的に言うと以下のようなものです。 名称 機能 Ref Returns メソッドの戻り値を参照として返す Ref Locals 値を参照として受ける C++ に嗜みがあ…

ローカル関数

C#

コードを書いていると、稀に関数の中に「そこでしか使わない関数」を作りたくなる場合があります。例えば再帰処理などはその最たるものかと思います。C# 6.0 まではデリゲートを駆使して以下のように書いていました。 static void Main() { //--- 再帰処理し…

数値セパレーター

C#

C# 6.0 までの数値リテラルでは、桁数がどれだけになっても区切り文字を入れることができませんでした。今回 C# 7 で数値セパレーター (= Digit Separators) という機能が追加され、数値リテラルを自由に桁区切りしてグルーピングできるようになりました。 …

2 進リテラル

C#

すでに当たり前のように使っている機能ですが、C# 6.0 までは整数リテラル (整数値を表記する方法) として 10 進数と 16 進数がサポートされています。10 進数はそのまま数字を並べるだけ、16 進数は数値の前に 0x / 0X の接頭辞を付けます。 var dec = 123;…

Visual Studio 15 Preview で C# 7 を試す

C#

2016/03/30、Microsoft が開催したビッグイベント //build/ 2016 に合わせて Visual Studio 15 Preview が公開されました。 Visual Studio "15" Preview Downloads 今回の //build/ では bash が Windows 上でネイティブで動いたり、Bot Framework が公開さ…

Docs.com がソースコード表示に対応しました

もはやタイトルの通りなのですが、Docs.com がソースコードにも対応しました。複数の言語に対応していて、ブログへの埋め込みもサポートしています。 サンプル 具体的には調べていないですが、結構多くの言語に対応しているようです。とりあえず C# のソース…

Azure Function で Slash Commands 作ってみた

//build/ 2016 の Day 2 キーノートで Azure Function という機能が発表されました。Amazon Web Services を使っている方には Azure 版の Lambda と言えば分かりやすいでしょうか。コードをそのまま登録しておけば Web API が実装できてしまうという、超絶カ…